2012年12月31日

イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管のドヴォルザーク:交響曲第7番、アメリカ組曲


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素晴らしい名演の登場だ。

ドヴォルザークの交響曲第7番は、その後に作曲された第8番や第9番と比較すると、録音の点数が非常に少ない。

楽曲の内容からすれば、第8番や第9番に優るとも劣らぬような充実した名作であるだけに、大変残念なことである。

ただ、ドヴォルザークには珍しい心の内面に踏み込んでいく、いわば精神的な深みを感じさせる作品だけに、第8番や第9番とは異なり、演奏するに当たって一筋縄ではいかないという点もあるのかもしれない。

私見であるが、これまでの第7番の最高の名演は、クーベリック&ベルリン・フィルであると考えているが、なかなかこのレヴェルの名演にお目にかかることはなかった。

その渇きを漸く癒すCDこそ、本盤のフィッシャー盤であると考えたい。

演奏の性格は、既に録音した第8番や第9番と同様に、その豊かな音楽性と言えるだろう。

どこをとっても、情感豊かな美しい音楽が鳴っており、そうしたアプローチが、ドヴォルザークの音楽との相性抜群なのである。

これまでどのディスクからも聴かれることのなかった様々なディテールが明瞭に聴きとれる感覚は実に新鮮。

かといって伝統に背を向けた独自の解釈では決してないところがフィッシャーのセンスの良いところであろう。

SACDマルチチャンネルによる極上の高音質は、オーディオ的快感のスパイスを程よく効かせたセンスの良いもので、この名演のグレードをさらにアップするのに貢献している点も見過ごしてはならないだろう。

併録のアメリカ組曲も、親しみやすい作品であり、フィッシャー&ブダペスト祝祭管弦楽団も肩の力を抜いて、演奏を楽しんでいるかのような趣があり、それが見事に功を奏していると言える。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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