2013年01月06日

アシュケナージ&シドニー響のプロコフィエフ:組曲「キージェ中尉」、組曲「3つのオレンジへの恋」、歌曲集「みにくいアヒルの子」


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プロコフィエフの親しみやすい小品の名作を集めた好企画CDだ。

そして、その演奏も、ピアノ協奏曲をピアノと指揮の両方で全曲録音するなど、プロコフィエフを得意としたアシュケナージならではの名演と高く評価したい。

アシュケナージとシドニー交響楽団によるプロコフィエフ・シリーズは、なかなか快調に進展していて、先般紹介した交響曲第1番と第5番、それにガヴリリュクとのピアノ協奏曲全集と良質な先行盤に続き、今回は管弦楽曲集となった。

アシュケナージ&シドニー交響楽団による近代的な機能美と溢れんばかりの表現力で描き出したプロコフィエフの管弦楽名曲集である。

アシュケナージが大絶賛する2人の歌手の豊かな表現力に彩られ、聴く者をプロコフィエフの独特な音楽へ導く演奏が繰り広げられている。

「キージェ中尉」と「3つのオレンジへの恋」は、親しみやすい旋律が散りばめられた名曲であるが、アシュケナージはこれらの各組曲の描き分けを巧みに行い、各場面の描写を非常に精緻に行っているのが素晴らしい。

「キージェ中尉」の<ロマンス>や<トロイカ>におけるラプデフによるバリトン独唱も見事であり、シドニー交響楽団も、アシュケナージの統率の下、最高のパフォーマンスを示していると言える。

「みにくいアヒルの子」は、プロコフィエフとしては珍しいオーケストラ伴奏付き歌曲であり、名作にしては録音が少ないが、本盤の名演の登場で、長年の渇きが漸く癒されたと言えるだろう。

ポーターによる非常に美しいソプラノ独唱が見事であり、アシュケナージ&シドニー交響楽団による合わせ方も非の打ちどころがない完璧さだ。

SACDによる高音質録音も、さすがはエクストンと言えるだけの高水準であり、シドニー・オペラハウスにおける録音も完全に板に付いてきたとものと思われる。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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