2013年02月04日

ユリア・フィッシャーのパガニーニ:24のカプリース


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8つの国際コンクールで優勝歴を持つスーパー・ヴァイオリニスト、ユリア・フィッシャーが録音した、パガニーニの難曲「24のカプリース」。

パガニーニの「24のカプリース」は、バッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」と並んで、あらゆるヴァイオリニストの目標である。

後者のバッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」については、精神的な面において、弾きこなすのに相当な自己研鑽が必要であるが、前者のパガニーニの「24のカプリース」については、超絶的な技巧を要する難曲だけに、技量の面において、並みいる強豪ヴァイオリニストを寄せ付けない高峰に位置していると言える。

ユリア・フィッシャーは、いまだ20代の若手女流ヴァイオリニストであるが、その超絶的な技量にはとてつもないものがあると思う。

この悪魔のように聳え立つ巨峰エベレストを楽々と制覇していく姿は、彼女が若手最高峰のヴィルトゥオーゾの一人であることの証明と言えるだろう。

さすがは、様々なコンクールで優勝を成し遂げてきただけのことはある。

同曲を構成する各楽曲を、これだけ表情豊かに完璧に弾きこなす感動的な演奏は、これまであったであろうか。

技量だけを全面に打ち出した演奏ならば、これまでもいくつもあったと思うが、ユリア・フィッシャーの演奏は、そうした超絶的な技量をベースとしつつ、女流ヴァイオリニストならではの繊細とも言える豊かな感性を発揮し、全体として、テクニックよりは情感の豊かさを聴き手に感じさせる点が素晴らしい。

ピアニッシモの表現が多彩で、ダイナミックレンジを大きくとった演奏だが、微細なテクニックも申し分なく、それを強調するよりも、音楽全体を大づかみに表現した、やや草書体の演奏という印象だ。

SHM−CD化によって、ユリア・フィッシャーの研ぎ澄まされた技量や情感豊かさが、より鮮明に味わえる点も高く評価したい。

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