2013年01月14日

カー&朝比奈のドヴォルザーク:チェロ協奏曲


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チェロで弾いても難しいドヴォルザークを、コントラバスで独奏するというのももちろん世界初の試み。

ドヴォルザークのチェロ協奏曲をコントラバス(1611年製アマティ)で弾くという、一歩間違えるとゲテモノ扱いされかねない企画ではあるが、そのような懸念を一挙に吹き飛ばしてしまうような素晴らしい、そして感動的な名演だ。

まずは、朝比奈の指揮が見事で、スケールの大きさとダイナミックの豪快さによって際立っている。

冒頭からして深沈としたテンポがいかにも巨匠的表現であるし、第2楽章の抒情的表現も、溢れんばかりの情感の豊かさだ。

終楽章の終結部に向けた盛り上がりも、さすがは朝比奈と言うべき重量感溢れる迫力に満ち溢れている。

その朝比奈の重厚な伴奏の下、ゲリー・カーは実に感動的な演奏を繰り広げている。

しかし、チェロパートをコントラバスで弾いたことに感動したわけではない。

もちろん、そうしたカーの技量は十分に感服には値するとは思うが、そのようなことは二の次で、カーが奏でる情感豊かな演奏、表現に胸を打たれ、感動を覚えるのだ。

何よりも腹の底からの歌、涙を湛えた歌が最高。

特に、第2楽章の抒情的表現は、チェロによる過去の様々な名演でも、果たして太刀打ちできるかどうかというほどのハイレベルな次元の演奏を繰り広げている。

本当に驚くべき名演がここに刻みつけられている。

録音も素晴らしいの一言。

SHM−CDとXRCDの組み合わせは、さすがに、SHM−CDとSACDの組み合わせには勝てないが、十分に鮮明なハイレベルの高音質に仕上がっていると言える。

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classicalmusic at 21:06コメント(0)トラックバック(0)ドヴォルザーク | 朝比奈 隆 

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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