2013年02月05日

オールソップのバルトーク:青ひげ公の城


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ナクソスレーベルは、低価格であるが故に、決して一流とは言えない指揮者やオーケストラを活用して、非常に広範囲にわたるレパートリーの作曲家の作品について多数の録音をする傾向にあり、それ故に中には粗製乱造の誹りを免れない凡演もあると言わざるを得ない。

しかしながら、ブレイナー&ニュージーランド交響楽団によるヤナーチェク・シリーズや、本盤のオールソップ&ボーンマス交響楽団によるバルトーク・シリーズは、実に水準の高い名演の数々を成し遂げている。

低価格である点を考慮すれば、ナクソス・レーベルは実にいい仕事をしていると高く評価したい。

本盤の歌劇「青ひげ公の城」も素晴らしい名演で、ブーレーズ盤と比較するとややオケの表現に物足りない感じはするが、特別なバルトーク好きでなければ、オールソップ盤の方がマイルドで聴き易い演奏かもしれない。

同曲は、バルトークの初期の作品であり、後年の作品のように前衛的な要素は少なく、バルトークにしては珍しい幻想的で神秘的な雰囲気を有した作品であるが、オールソップは手兵ボーンマス交響楽団を見事に統率して、雰囲気豊かで、なおかつ情感溢れる演奏を行っており、各7つの扉を開けた後の描き分けについても卓抜したものがある。

熱にうなされたようなオーケストラの夢幻の響き、2人の歌手による官能的な声の対話、室内楽の繊細さと爆発的な大音量を併せ持つ精緻な管弦楽。

バルトークの書いた20世紀最大の名作の一つであるこのオペラをオールソップが理想的な形で音にしたのである。

べラチェクとメラスによる独唱も、最高のパフォーマンスを示していると言える。

空間の奥行きを感じさせる録音も鮮明で素晴らしく、本名演に華を添える結果となっている点を見過ごしてはならない。

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