2013年02月09日

カラヤン & ベルリン・フィル ライヴ・イン・東京1977 ベートーヴェン:交響曲第2番&第8番


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カラヤンの生誕100年にあたる2008年から、カラヤン&ベルリン・フィルのライヴ盤が色々発売されたが、間違いなく今回のシリーズが最高峰であろう。

その中でも、このCDがベストと感じた。

かつての大指揮者と呼ばれた人たちは、いわゆる自分の音というものを持っていた。

本盤も、第2番の冒頭を聴いただけで、これぞカラヤンの音ということがわかる。

最近の指揮者は、指揮者の名前を伏して聴くと、誰の指揮なのかさっぱりわからないようなケースが多く、その意味では、指揮者が小粒化、没個性化していると言える。

オーケストラや指揮者の技量などは、むしろ相当にレベルアップしているのであろうが、指揮者とオーケストラの関係が、悪い意味で民主化というか対等化しており、指揮者がオーケストラを鍛え上げるようなことは許されない状況にあることも、こうした現代における軽妙浮薄化の傾向に拍車をかけているとも考えられる。

このような現代にあって、全盛期のカラヤン&ベルリン・フィルの演奏は、かつての指揮者の個性全開の黄金時代を思い起こさせてくれる。

カラヤンの流麗な指揮の下、金管や木管のスタープレーヤーによる抜群の技量、弦楽器の高弦から低弦までが完璧なアンサンブルで鳴り切っている重厚さ、ティンパニを中心とする重量感溢れる打楽器群、これらが醸し出す極上の美音は、おそらくは史上最高の音響空間を構築していると言える。

作品の内容を深く掘り下げていくという意味においてはいささか足らざる面もあるとは思うが、これだけの圧倒的な音のドラマを堪能させてくれれば、文句は言えまい。

録音も極上である。

よくぞこれほど素晴らしいライヴ録音を残してくれた関係者の方々に深く感謝するものである。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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