2013年02月15日

アバドのペルゴレージ:聖エミディオのためのミサ曲、他


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



2010年はぺルゴレージ生誕300年の記念イヤーであり、アバドは、ペルゴレージの最高傑作「スターバト・マーテル」を含む第1集に続き、更に2枚の作品集の録音を行った。

本盤は、その第2集にあたるものであるが、早世の天才作曲家の類稀なる才能やその楽曲の魅力を知らしめることに大きく貢献する名演だと思う。

アバドは、ベルリン・フィルの芸術監督に就任してから泣かず飛ばずの低迷期が続き、その重責から来るあまりの心労も重なって大病を患うことになった。

しかしながら、芸術監督退任間近に大病を克服した後は、彫りの深い円熟の名演の数々を遺すようになったのだから、実に皮肉なものだ。

特に、本盤のような小編成のオーケストラを指揮した場合、アバドの各楽器のバランスを重視した丁寧なアプローチは、俄然その威力を発揮することに繋がる。

それも、同郷の作曲家のぺルゴレージの作品ともなれば、まさに鬼に金棒ということになる。

モーツァルト管弦楽団は、歴史の浅い若いオーケストラであるが、ピリオド楽器を使用しているにもかかわらず、ごつごつした感じがしない。

それどころか、全体から滑らかな自然体で、しかもみずみずしささえ感じさせる美しい音楽が浮かび上がってくる。

これは、各楽器のバランスとともに、歌謡性を重視するアバドならではの至芸と言えるだろう。

独唱陣や、スイス・イタリア語放送協会合唱団の見事な歌唱も、ぺルゴレージの音楽の清澄な美しさを、我々聴き手に知らせしめるのに大きく貢献していると言える。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 21:33コメント(0)トラックバック(0)アバド  

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ