2013年02月25日

テンシュテット&ベルリン・フィルのシューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」ほか(1983年ライヴ)


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両曲ともに素晴らしい名演だ。

ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲は、テンシュテットとしては、スタジオ録音もなく、極めて珍しいレパートリーと言えるが、交響曲第8番や第9番の名演を遺していることを考えると、必ずしも意外な演目とは言えないのかもしれない。

新進のヴァイオリニストのザゾフスキーをしっかりとサポートするという点に重点を置いているような気もするが、ベルリン・フィルを巧みに統率して、シンフォニックで重厚な名演を成し遂げている点を高く評価したい。

このような名演を耳にすると、テンシュテットの指揮で、ドヴォルザークのチェロ協奏曲を聴いてみたいと思った聴き手は筆者だけではあるまい。

シューベルトは、テンシュテットとしても、スタジオ録音を遺しているし、ライヴ録音も存在する得意のレパートリーと言える。

本盤で見られるアプローチも、そうした他の演奏におけるアプローチと殆ど変化はない。

ただ、ベルリン・フィルとのライヴ録音ということもあり、本演奏には凄まじい気迫と生命力を感じさせる。

随所で「晩年のフルトヴェングラーか」と思わせるような畳み掛けがあり、切れば血が出るような勢いがほとばしる。

速めのテンポで一気呵成に突き進んでいくような演奏であるが、随所に盛り込まれた最晩年のシューベルトならではの暗い抒情の歌い方も素晴らしく、知情兼備の爆演と高く評価したい。

とにかく凡庸な音は皆無であり、冗長にもなりかねないこの曲をこのように捌くとは…、テンシュテット恐るべし、と言ったところだ。

録音も、非常に鮮明で素晴らしい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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