2013年03月16日

ナージャ・サレルノ=ソネンバーグのメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、他


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「情熱のヴァイオリン」ナージャの魅力が輝く記念すべきデビュー盤。

ナージャならではの思い入れたっぷりの情感溢れる超個性的な名演だ。

メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は、いわゆる4大ヴァイオリン協奏曲の中で、厳しい造型美よりも、旋律の美しさが売りの作品であるが、ナージャは、こうした美しい旋律の数々を、これ以上は求め得ないような情感を込めて、歌い上げている。

身振りが大きく濃厚な表情づけや、陶酔的でストレートな感情表出で、普通に弾いても十分ロマンティックな協奏曲が一層濃密なロマンティシズムに彩られている。

特に、第2楽章など、誰よりもテンポを落とすとともに、ゲネラルパウゼなども駆使して、美しい旋律を徹底的に歌い抜いている。

その超個性的なアプローチに、抵抗感を持つ聴き手も多いとは思うが、これほどまでに感動させてくれるのであれば、文句は言えまい。

併録の他の収録曲も強烈なアピールを持った演奏で、「ハバネラ」や、「序奏とロンド・カプリチオーソ」も、ゆったりとしたテンポによる情感溢れる名演であるが、それ以上に凄いのが、「タイスの瞑想曲」。

その常識外れのテンポのあまりの遅さに、本来は辟易するはずであるが、ナージャの場合には、そのようなことはいささかもなく、何と言う美しい音楽なのかと感心させられることしきりだ。

同曲には、カラヤン&ベルリン・フィル(ソロは、シュヴァルべ)という極上の美を備えた超名演があるが、情感の豊かさという点だけを考えると、ナージャ盤に軍配を上げる聴き手も少なくはあるまい。

HQCD化によって、音質が向上し、鮮度が上がったのも、本盤の価値を高めるのに大きく貢献している。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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