2013年03月09日
ヤンソンス&コンセルトヘボウのR.シュトラウス:英雄の生涯
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2004年9月4日、アムステルダム・コンセルトヘボウに於ける収録。
まずは、マルチチャンネル付きのSACDによる極上の高音質録音を高く評価したい。
R・シュトラウスのような大オーケストラによる楽曲の場合、演奏内容の前に、録音の良さが勝負になるが、本盤の場合は、いささかの不足もない、極上の高音質に仕上がっていると言える。
マルチチャンネルによって、あたかもコンサートホールで聴いているような臨場感があり、各楽器の分離も完璧だ。
やや弱音がはっきりしない箇所(例えば、英雄の戦いの場面の冒頭のトランペットなど)も散見されるが、これは、録音のせいと言うよりも、後述のように、ヤンソンスの表現によるところが大きいと思われる。
そして、演奏内容であるが、「英雄の生涯」は、かのメンゲルベルクが首席指揮者をつとめていたときにシュトラウス自身によってコンセルトヘボウに献呈されたという、まさにこのオーケストラにとって特別な曲であるだけに、指揮者もオーケストラも一丸となって、熱のこもった演奏を繰り広げているのが特徴だ。
さらに、ヤンソンスのロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団首席指揮者就任記念コンサートであるだけに、まるでヤンソンスにR.シュトラウスがのりうつったかのような激演になっている。
それ故に、ヤンソンスもある種の気負いがあるせいか、強弱をあまりにも強調するあまり、弱音が不自然に弱く、痩せて聴こえる箇所も出てきているが、それでも、総体としては、この両者の実りの多い関係を予見させるだけの、なかなか水準の高い佳演を繰り広げていると評価したい。
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団は、さすがに技量の水準が高く、最高のパフォーマンスを示していると言える。
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