2013年03月20日

プレートルのムソルグスキー=ラヴェル:組曲「展覧会の絵」、ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲、ボレロ


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プレートルは、数年前までは、名指揮者ではあるものの、お国もののフランス音楽(特にオペラ)を得意とする名指揮者という評価がせいぜいであったが、ヴァイトブリックから発売されたマーラーの「第5」&「第6」、ベートーヴェンの「第9」、ブルックナーの「第7」&「第8」が発売され、それらすべてが名演と高く評価されたこともあり、今や、現代を代表する巨匠の一人と目されるに至ったと言える。

また、2010年のニュー・イヤー・コンサートでも、2008年に続いて2度目の登場を果たし、既発売CDもその瀟洒な味わいから大絶賛を浴びたのも記憶に新しいところだ。

そのような巨匠プレートルの指揮するラヴェルの管弦楽曲集(『展覧会の絵』は、ムソルグスキーの作品の編曲であるが)が発売されたのは、何と言う時宜を得た素晴らしいことであろうか。

前述のように、プレートルは、今やドイツ音楽も、そしてフランス音楽も見事に表現し得る大巨匠であるが、本盤は、ドイツのオーケストラを指揮したこともあり、ドイツ風とフランス風を見事に融合させた名演と高く評価したい。

プレートルの持ち味である開放的な音楽性と明るいサウンドが楽しめる演奏だ。

重厚で重量感溢れる演奏を基本としつつ、随所に漂うフランス風の瀟洒な味わい。

おそらく、現代においては、巨匠プレートルにしか成し得ない稀有の至芸と言えよう。

ライヴならではの即興的なテンポの揺れ(これもプレートルの本領)にオーケストラが戸惑いながらも何とかついていっている様子が窺えて面白い。

文句なく素晴らしいのが『ダフニスとクロエ』第2組曲で、眩いばかりの輝きと濃密な表情が一体となった名演。

『ボレロ』における各ソロ奏者の濃厚な吹かせ方なども、実に味わい深く大変に魅力的だし、『展覧会の絵』の「キエフの大門」や、『ダフニスとクロエ』第2組曲の終結部も、聴き手の度肝を抜くような圧倒的なド迫力だ。

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classicalmusic at 21:51コメント(0)トラックバック(0)プレートル | ラヴェル 

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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