2013年03月25日

リヒテル&ミュンシュのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番/ピアノ・ソナタ第22番


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「伝説のピアニスト」だったリヒテルがセンセーショナルなアメリカ・デビューを果たした直後に録音された名盤。

東西冷戦の真っただ中の時代、鉄のカーテンの向こうからやってきた壮年期のリヒテルによる記念碑的な名演だ。

リヒテルは、全集を好んで録音したピアニストではなく、これだけの実績のあるピアニストであるにもかかわらず、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を完成したという記録はない。

単発的に、本盤の第1番や第3番などを録音したのみであり、あとは、ライヴ録音が何点か遺されているのみ。

その意味では、本盤は、リヒテルによるベートーヴェンのピアノ協奏曲録音の貴重な記録と言える。

演奏も、リヒテルのスケール雄大なピアニズムを味わうことができる名演だ。

力強い打鍵といい、繊細な抒情といい、壮年期のリヒテルの素晴らしい至芸を存分に味わうことが可能だ。

ミュンシュ&ボストン交響楽団も、ドイツ風の重厚な演奏を行っており、リヒテルのバックとして、最高のパフォーマンスを示していると言える。

併録のピアノソナタ第22番も、「ワルトシュタイン」と「熱情」に挟まれて、必ずしも有名とは言い難い同曲の真価を聴き手に知らしめることに成功した稀有の名演。

そして、何と言っても素晴らしいのは、XRCD化による極上の高音質録音。

本盤は、1960年の録音であるが、とても、そうとは思えないような鮮明な音質だ。

とりわけ、リヒテルのピアノが実にクリアに聴こえるのが素晴らしい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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