2013年04月02日

ムーティ&ニュー・フィルハーモニア管のメンデルスゾーン:交響曲第3-5番


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『スコットランド』が1975年、『イタリア』が1976年、『宗教改革』が1979年の録音。

この3曲を組み合わせたCDとしては、ムーティ指揮ニュー・フィルハーモニア管が、素晴らしい名演を聴かせる。

ムーティの30代の演奏だけに、3曲ともきわめて若々しく、それがメンデルスゾーンの初期ロマン派作風にふさわしい。

ムーティ若き日のメンデルスゾーンはどれも素晴らしい演奏で、特に『スコットランド』での伸びやかでひたすら美しいカンタービレは他に例の無い見事なものとして印象的。

『イタリア』での歌いぶりは、さすがイタリア人らしい明るさと弾みがあるし、『スコットランド』も旋律を存分に歌わせた、スケール感のある立派な表現。

しかしやはり最も注目されるのは、初CD化となる『宗教改革』であろうか。

この敬虔な旋律美にあふれた名作からも、ムーティの指揮はみずみずしいソノリティを引き出していて言うことがない名演で、コレクションに加える魅力は充分と言える。

だがよく聴いてみると、『スコットランド』は構築力に疑問があり、音構造の再現も軽やかに過ぎていて物足りない。

その点では『イタリア』の方が無難だし、急速なテンポで躍動する終楽章も鮮烈だが、2曲を通して聴いてみると、ムーティの新鮮さは弱点の多い『スコットランド』の方に強く感じられる。

音楽芸術とは不思議なものである。

録音当時、低迷期だったと言われるニュー・フィルハーモニア管弦楽団もここでは優れたパフォーマンスを示していると言えよう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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