2013年04月08日

パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルのシューマン:交響曲第1番「春」/第3番「ライン」


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パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルの黄金コンビは、ベートーヴェンの交響曲全集においても、名演の数々を聴かせてくれたが、この新シリーズとなるシューマンの交響曲チクルスも快調だ。

本盤は、その第一弾ということになるが、このコンビの素晴らしさを認識させてくれる名演と高く評価したい。

シューマンを文字通り「愛している」と公言してはばからないパーヴォ・ヤルヴィ。

シューマンの演奏においては、「作品に込められた感情の起伏や途方もないエネルギーを恥ずかしがることなくさらけ出さないと、シューマン本来の魅力が伝わらない」と考えるパーヴォが、シューマンのオーケストレーションの機微を繊細に表現できることのできるドイツ・カンマーフィルと組んで繰り広げるシューマン・ワールドである。

ライナー・ノーツの解説によると、ここでは、ベートーヴェンの時と異なり、ピリオド楽器を用いていないとのこと。

それでも、いわゆる古楽器奏法は健在であり、これまで聴いてきた他のシューマンの交響曲の演奏とは、一味もふた味も異なる新鮮さが持ち味だ。

意表を衝くようなテンポ設定、そして強弱の変化、金管楽器や木管楽器のユニークな響かせ方、粘ったようなレガートの絶妙さなど、息をつく暇がないほどの内容の濃い演奏になっているが、それでいて、やり過ぎの印象をいささかも与えることがないのは、パーヴォのシューマンの交響曲への深い理解と、芸術性の高さの証左であると考える。

残る交響曲第2番及び第4番への期待が大いに高まる内容であるとも言える。

録音も素晴らしい。

マルチチャンネル付きのSACDは、鮮明で臨場感のある極上の高音質であり、このコンビによる名演の価値を高めるのに大きく貢献している。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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