2013年04月11日

ラトル&ウィーン・フィルのベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」


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ラトルが、ベルリン・フィルの芸術監督に就任する頃に、ウィーン・フィルと録音したベートーヴェンの交響曲全集からの1枚だ。

筆者は、どうもこの当時のラトルをあまり評価していない。

バーミンガム市響(一部はフィルハーモニア管)と数々の録音を行っていた若き日のラトルは、生命力に満ち溢れた名演の数々を生み出して素晴らしいし、ここ数年のラトルも、大指揮者の風格を漂わせた円熟の名演を聴かせるようになっており、これまた高く評価している。

しかしながら、ベルリン・フィル就任後数年間は、気負いもあったのだとは思うが、意欲が空回りするケースが多く、数々の凡打を繰り返していたのではないかと思う。

このベートーヴェンの全集も、筆者は、筋の通っていない演奏であると考えている。

各交響曲によってアプローチの仕方が全く変わるのだ。

そうしたやり方もあるのかもしれないが、筆者に言わせれば、ラトルのベートーヴェンの交響曲に対する考え方、見解が固まっていないのではないかと思われる。

本盤の「第9」も、総体としては巨匠風のアプローチだ。

しかしながら、終楽章の合唱(特に終結部)に見られるような不自然なアクセントなど、見方によっては個性的とも言えるが、筆者に言わせれば、単なる恣意的なあざとさしか感じさせない。

新機軸を打ち出そうという焦りなのかもしれないが、少なくとも芸術性からは程遠いと言える。

もちろん、筆者は、ラトルの才能を微塵も疑っていない。

もし、現在、ベルリン・フィルとベートーヴェンの交響曲全集を録音すれば、間違いなく素晴らしい名演を成し遂げるものと固く信じている。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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