2013年08月01日

カラヤン&フィルハーモニア管のシベリウス:交響曲第2番、第5番


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いずれもシベリウスを得意としたカラヤンの壮年期の素晴らしい壮麗なる名演だ。

オーケストラを徹底的に磨き抜き、精妙精緻な響きを作り出すカラヤンならではのシベリウス。

曲自体が持つ純粋な響きを突き詰めた透徹した美しさに満ちた演奏で、加えて壮年期の若々しいカラヤンのひたむきなアプローチが聴ける、今なお新鮮な内容。

巨匠風の悠然たるテンポ、流麗な旋律の歌いまわしといったカラヤン節はすでに出ているが、ゴージャスなあまり北欧の詩情がかすむような後年のベルリン・フィル盤より素直な印象を受ける。

「第2」は、本盤の20年後にもベルリン・フィルと再録音しているが、なぜか長らくの間、廃盤状態。

筆者としては、シベリウスの演奏を北欧風の清澄な抒情的演奏とすべきと固定化してしまうという考え方には異議を唱えており、1980年盤の豪快な演奏にも素晴らしい面が多々あると考えるが、カラヤンによるシベリウスの「第2」といえば、やはり本盤を第一に掲げるべきではないだろうか。

壮麗さと北欧風の清澄さが見事にバランスをとれているからであり、シベリウスを数多く演奏してきたフィルハーモニア管弦楽団の好パフォーマンスも、本名演に華を添える結果となっている。

「第5」は、カラヤンが最も数多くの録音を遺したシベリウスの交響曲であるが、本盤と1960年代のベルリン・フィルとの録音が2トップと言えるのではないか。

1960年代の録音が、やや耽美的な側面があるのに対して、こちらの方は、壮年期のカラヤンならではの燃え盛るような生命力を全面に打ち出した演奏だ。

それでいて、北欧風の繊細な抒情の描出にもいささかの不足はない。

残念なのは、録音がややイマイチな点で、ティンパニの音が団子状態になって聴こえる点だ。

これは、Original recording remastered によってもあまり解消されないので致し方ないところだろう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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