2013年04月27日

小林研一郎&チェコ・フィルのベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」


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小林研一郎がついにベートーヴェンの交響曲全集に着手した。

小林研一郎は、もともとレパートリーの少ない指揮者であり、新しい楽曲に挑戦する際には常に慎重な姿勢で臨むのを旨としてきた。

もっとも、ひとたびレパートリーとした楽曲については、それこそ何度も繰り返し演奏することによって、よりレベルの高い演奏を目指すべく研鑽を積んできた。

チャイコフスキーの交響曲(特に「第5」)にしても、マーラーの交響曲(特に「第1」、「第5」、「第7」)にしても、ベルリオーズの幻想交響曲にしても、名演が多いのはそうした理由によるところが大きい。

ベートーヴェンについては、これまで何度か演奏したことはあるのだろうが、既発CDは日本フィルとの「第9」のみ(2005年)(ライナーノーツの平林氏の解説によると、「エロイカ」のLPがあったようであるが未聴)。

したがって、今般の全集は、70歳という古希を迎えた小林研一郎が満を持して臨む一大プロジェクトと言えるだろう。

第1弾は「エロイカ」ということであるが、今後の続編に大いに期待できる素晴らしい名演と高く評価したい。

テンポは意外にも非常にゆったりとしたものであるが、随所にテンポの変化や思い切った強弱を施すなど、とても一筋縄ではいかない。

小林研一郎ならではの生命力溢れる畳み掛けていくような力強さも健在である。

また、重心の低い潤いのある音色が全体を支配しているのも本名演の魅力の一つであり、木管楽器や金管楽器(特にホルン)なども抜群の上手さを誇っていると言える。

これは、小林研一郎の圧倒的な統率力もさることながら、チェコ・フィルの類稀なる力量によるところも大きいと考える。

SACDによる極上の高音質録音も、本名演に華を添える結果となっていることを忘れてはならない。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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