2013年05月13日

アルゲリッチ・コンセルトヘボウ・ライヴ1978&1979(ソロ・リサイタル)


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本盤に収められた演奏は、いずれも1978〜1979年にかけてコンセルトヘボウにおいて行われたアルゲリッチによるピアノコンサートのライヴ録音であるが、いずれも至高の超名演と高く評価したい。

超名演の上に超を5つ付けてもいいくらいの究極の名演とも言える。

本盤には、バッハ、ショパン、バルトーク、プロコフィエフなどのピアノ・ソナタ及び小品や、アルゲリッチの母国にもゆかりがある作品であるビナステラのアルゼンチン舞曲集などが収められており、楽曲どうしの間には何らの共通項も見当たらないが、アルゲリッチの超絶的な演奏によって、これらのすべての演奏全体が大理石で出来た堅固な構造物のような壮大な芸術作品に仕上がっているという趣きさえ感じさせるのが素晴らしい。

アルゲリッチのピアノは、本盤の演奏においても例によって即興的とも言うべき自由奔放そのものだ。

人間離れした超絶的な技量を発揮しつつ、変幻自在のテンポ設定や、思い切ったアッチェレランド、そしてリタルランドを駆使して、実にスリリングな演奏を展開している。

強靭な打鍵は女流ピアニスト離れした圧倒的な迫力を誇っているし、繊細な抒情の表現における心の込め方も尋常ならざるレベルに達しており、表現の幅は桁外れに広い。

これだけ自由奔放とも言える演奏を展開しているにもかかわらず、楽曲全体の造型がいささかも弛緩することなく、そしてスケールの雄大さを失わないというのは、アルゲリッチだけに可能な圧巻の至芸である。

これだけの圧巻のピアノ演奏は、録音にはとても入り切らないと言えるだろう。

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classicalmusic at 21:22コメント(0)アルゲリッチ  

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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