2013年05月19日

N・ヤルヴィ&エーテボリ響のグリーグ&シベリウス:管弦楽作品集


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古今東西の様々な指揮者の中でも、ネーメ・ヤルヴィほどレパートリーの広い指揮者はいないのではないだろうか。

その旺盛なレコーディング意欲は、高齢になった現在においてもいささかも衰えていないが、これまでに行われた膨大な録音のすべてが名演というわけではない。

一部の音楽評論家が粗製濫造と酷評するほどの凡演はさすがに少ないとは思うが、他の指揮者による演奏を圧倒するような名演ということになると、その数はかなり限定されると言えるのかもしれない。

もっとも、そのようなネーメ・ヤルヴィが、他の追随を許さない名演を成し遂げたジャンルが存在する。

それは、北欧音楽だ。

エストニア出身ということで、祖国の大作曲家トゥヴィンの交響曲全集は依然として燦然と輝く名演であるし、最近手掛けているハルヴォルセンの管弦楽曲集など、名演には事欠かないところだ。

グリーグについても、劇音楽「ペール・ギュント」の全曲録音を含めた管弦楽曲全集を録音(いずれもDG)しているし、シベリウスに至っては、BISレーベルに交響曲を含めた管弦楽曲全集、そしてDGに交響曲全集(SACD仕様)やCD3枚渡る管弦楽曲全集を録音しており、いずれもきわめて水準の高い名演に仕上がっている。

本盤に収められた楽曲は、これらグリーグやシベリウスの各全集から有名なもののみを抜粋したものである。

したがって、演奏が悪かろうはずがない。

いずれの楽曲も、北欧の大自然を彷彿とさせるような豊かな情感と、演出巧者ネーメ・ヤルヴィならではの聴かせどころのツボを心得た明瞭な表現が施された名演と高く評価したい。

手兵のエーテボリ交響楽団も、ネーメ・ヤルヴィの統率の下、素晴らしい演奏を展開しているのも本名演に大きく貢献していることを忘れてはならない。

録音は、従来盤でも十分に満足できる良好な音質であったが、今般のSHM−CD化によって、若干ではあるが音質が鮮明になるとともに音場が幅広くなったように思われる。

ネーメ・ヤルヴィの素晴らしい名演を、SHM−CDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したい。

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classicalmusic at 21:13コメント(0)トラックバック(0)グリーグ | シベリウス 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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