2013年07月13日

コンドラシンのチャイコフスキー:イタリア奇想曲/R=コルサコフ:スペイン奇想曲


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最近では、SACDとSHM−CDを組み合わせた盤が登場したことから、やや影が薄くなった面もあるが、従来CDということになれば、やはり、このXRCDとSHM−CDを組み合わせたCDがダントツの高音質と言えるだろう。

本盤については、数年前にXRCD盤が出ており、それも高音質であったが、鮮明さや音場の広がりにおいて、本盤の方に一日の長があると言える。

1950年代後半という、ステレオ録音初期の音源を、これほどまでに鮮明に再現されるのには大変驚かされた。

マスターテープの保存状態もかなり良かったものと拝察されるが、この時代の後のCDでも、音質の劣悪なものが出回っているのを見るにつけ、それらのCDも、マスターテープに遡ったリマスタリングを実施して欲しいと願う聴き手は筆者だけではあるまい。

演奏も、超をいくつも付けたくなるような名演だ。

コンドラシンの覇気のある骨太の演奏は選曲のマッチングと相俟って、楽しいアルバムを生み出している。

コンドラシンが、ソヴィエト連邦の国外ではいまだ無名の時代のものであるが、後年の発展を予感させるに十分な圧倒的な指揮ぶりと言えるだろう。

両曲ともに、曲想が目まぐるしく変化するが、各場面毎の描き分けも見事で、終結部に向けての猛烈なアッチェレランドの激しさは、スタジオ録音とはとても思えないほどだ。

最新録音に優るとも劣らない驚異の音質で、まさに時空を越えて蘇った不滅の名演・名盤と言えよう。

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classicalmusic at 21:02コメント(2)コンドラシン | R=コルサコフ 

コメント一覧

1. Posted by 小島晶二   2022年09月06日 09:08
5 実に楽しいカップリング‼ チャイコフスキーがヨーロッパ旅行をした際, イタリアの太陽と景色に触発された<イタリア奇想曲>が特に出色だと感じます。故志鳥栄八郎氏が絶賛していたコメントを思い出します。また, <スペイン奇想曲>はチャイコフスキーが激賞した秀曲。こちらもデュトワに比肩する秀演。この楽しいアルバムはファンには応えられませんね。
2. Posted by 和田   2022年09月06日 09:19
メンデルスゾーンやブラームスやチャイコフスキーはイタリアに訪れて霊感を受け、印象的な名曲を残しています。メンデルスゾーンは交響曲第4番「イタリア」、ブラームスはピアノ協奏曲第2番、チャイコフスキーは「イタリア奇想曲」。いずれも基本的なライブラリーですが、中でもネクラなブラとチャイコからは他の彼らの曲からは聴けぬ憧憬や時に底抜けの明るさが聴けるのが楽しいですね。もし彼らに限らず西洋の作曲家が日本に訪問する機会があったならば、おそらく日本にまつわる名曲の1つや2つできてたのではありませんか!?

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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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