2013年10月15日

高橋多佳子のショパン:バラード&スケルツォ集


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かつて発売されたショパン・コンクール入賞ピアニストである高橋多佳子の集大成的録音といえる「ショパンの旅路」からの抜粋であるが、バラードもスケルツォも基本的にはいずれも名演だ。

高橋多佳子は、いかにも女流ピアニストならではの繊細にして精緻なタッチで、ショパンの抒情溢れる名旋律をこれ以上は求めないような優美さで描き出していく。

高橋多佳子のライフワークのひとつである、ショパンの調べであり、どの曲にも、彼女なりに解釈された詩情溢れるショパン像が紡ぎ出され、息づいている。

それでいて、例えばスケルツォ第3番の強靭な打鍵による力強い迫力ある演奏には圧倒される。

テクニックについても卓抜したものがあり、さすがはショパン国際コンクール入賞者の貫録十分である。

惜しいのは有名なスケルツォの第2番。

これは、高橋多佳子にしてはいささか平凡な演奏と言わざるを得ない。

この有名曲には、ポゴレリチやアルゲリッチなどの超ド級の名演が存在しており、それらの横綱級の名演と比較すると分が悪いというのは致し方がないところであろう。

これらの横綱にはかなわないとしても、高橋多佳子ならば、もう少し彫りの深い演奏が出来たのではないだろうか。

SACDによる鮮明な高音質録音も見事であるが、録音場所がトリトーンがいつも使用している富山県の北アルプス文化センターではなく、ワルシャワ・フィルハーモニー大ホールであり、音質にかなりの違いがあるのは大変興味深い。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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