2013年11月03日

ヤナーチェク:オペラからの管弦楽組曲集 第1集


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本盤は、ヤナーチェクのオペラからの管弦楽曲の名曲を集めた全集の第1弾である。

ヤナーチェクの音楽は実に魅力的だ。

モラヴィアの民俗音楽を様々な自作の旋律に生かしているが、同じボヘミアの作曲家でも、先輩にあたるスメタナやドヴォルザークのように直接的ではなく、あくまでも、こうした民俗音楽を自己のものとして昇華し尽くして、いわば間接的に活用している点に、独特の魅力がある。

したがって、親しみやすさという点では、スメタナやドヴォルザークに一歩譲るが、聴けば聴くほどに味わいが出てくるという点においては、ヤナーチェクのほうに軍配をあげたい。

そんなヤナーチェクは、様々なジャンルで名曲を遺したが、その本領を発揮したのは、筆者としてはオペラではないかと思う。

ただ、チェコ語であるとか、ストーリーが一筋縄ではいかない点もあって、どうしても対訳を参照しながらの鑑賞にならざるを得ない面もあり、その魅力的な音楽を満喫するのは困難を極めるが、ブレイナー&ニュージーランド交響楽団による、オペラからの管弦楽組曲集が発売されたのは、ヤナーチェクの音楽の魅力を広く知らしめる意味においても、大変意義深いものであると思われる。

本盤に収められた「イェヌーファ」は、ヤナーチェクのオペラ入門に最適だが、特に「ブロウチェク氏の旅」の音楽の魅力には格別なものがある。

ヤナーチェクのオペラの中でも、特に難解さを極めた作品だけに、その音楽の魅力をゆったりとした気持ちで満喫できるのは実に素晴らしいことだ。

まだ、ヤナーチェクのオペラに接したことのない人や、これからヤナーチェクのオペラを観賞したいという人には特にお薦めしたいCDだ。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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