2013年11月15日

クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィルのR. シュトラウス:アルプス交響曲/交響詩「死と変容」


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期待を上回る名演奏。

アルプス交響曲はケンペ、カラヤン、そして、ムラヴィンスキーくらいを手元に置いていていれば充分かなと思っていたが、これも是非持っておくべきCDだと思う。

これは、「クナ」マジックのひとつと言えよう。

神々しいクナのブルックナーは別にして、マジックを感じる「ブラ3」に共感した人は、この演奏に嵌まる可能性は大きい。

特にあの山頂での高揚感は格別だ。

恥じらい気味なオーボエの後、形容を絶する弦と金管の呼応には、聴く者の琴線に触れるものがある。

この部分では、弦の上昇音階が先走らないようにということか、拍を刻むクナの足踏みも聴こえる。

「嵐」 の冒頭におけるトロンボーンの強奏、中間部のオルガンの絶叫は最大の聴きどころだ。

今までアルプス交響曲は、クナの中でそれほど重要なコンサート・プログラムとして紹介されていなかったが、なかなかどうして、この曲における自然に対する畏敬の念のようなものを、今回初めて抱かされた。

「ブラ3」や「ベト8」などとともに クナの十八番のひとつであったに違いない。 

ライヴならではの細かいミスが散見されるが、そんなことはどうでもよくなってしまうほどの名演だ。 

今は聴けない「大時代的」演奏の最良の姿がここにあると言える。

それにしても1952年当時のウィーン・フィルは素晴らしい。

ワルターの「大地の歌」、クラウスの「英雄の生涯」、そしてフルトヴェングラーの「エロイカ」もこの年の録音なのだ。

併録された、1958年録音の「死と変容」も厳粛崇高な凄演だ。

この曲をこれほど神がかり的に表現し、しかも成功した例を筆者はほかに知らない。

両曲の録音は6年の開きがあるが、それはほとんど感じられず、そしてダイナミックレンジの広い大編成オケの曲だが、驚異的な高音質と言える。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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