2013年12月15日

マタチッチ&シュターツカペレ・ベルリンのブルックナー:交響曲第9番、ヴィヴァルディ:協奏曲集「調和の霊感」


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ブルックナーは1958年1月17日、ヴィヴァルディはその翌日の1月18日、ベルリン国立歌劇場での録音。

WEITBLICKからリリースされる今回のシリーズは、マタチッチの旧東ドイツにおけるライヴ音源をCD化するもので、これまでほとんど知られていなかったといっていいドイツにおけるその活動をかいま見せる、貴重なリリースと言えるだろう。

マタチッチは「音楽以外のことはまったく無頓着」だったと伝えられる性格のゆえか、そのレコーディングは名声に比してさほど多いとは言えない。

まずは、マタチッチ得意のブルックナーで、それも「第9」の登場というのが朗報だ。

チェコ・フィルや、現在廃盤のウィーン響とのレコーディングで知られるマタチッチの十八番であるが、ドイツのオーケストラとの共演盤は初めてだけに、ファンには見逃せないところ。

マタチッチのブルックナー録音としては、第4番「ロマンティック」(EMI)に次いで初期の録音であるが、実に堂に入った演奏で、ゴツゴツとした岩肌のような無骨な演奏。

スケールの大きな、悠然たる構えの演奏で、いかにもマタチッチらしく、飾り気のない質実剛健な表現を行いながらも、大らかで晴朗な音楽となっているところが素晴らしい。

そのどっしりした存在感は無類なものだ。

ボーナス・トラックは何とトスカニーニも愛奏した名作、ヴィヴァルディの「調和の霊感」。

大オーケストラで荘重に鳴らすこのスタイルは現今では噴飯物の誹りも免れないが、曲調が立派なだけにマタチッチの堂々たる様式感覚の説得力には心打たれる。

いずれもモノラル録音だが、旧東独が誇る高水準の録音であり、マタチッチのいささか荒っぽさを感じさせる演奏にも若干の潤いが感じられる。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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