2014年01月09日

江崎昌子のシューマン:子供のためのアルバム


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江崎昌子の奏でるシューマンの美しい小品集、ユーゲントアルバム。

シューマンが愛娘への贈り物として捧げたこの「子供のためのアルバム」は、親から娘に対する優しさ、温かさが満ち溢れる美しい小品集で、数々のピアノ作品を遺したシューマンの作品の中でもとりわけ異彩を放つものである。

自分の愛娘のピアノ練習のために作曲しただけあって、第1部、第2部のそれぞれを構成する楽曲に、具体的な表題が付されているのが特徴であり、旋律も愛らしくて実に親しみやすい。

第1部と第2部の間に、幼い子供と年上の子供というように、年齢に応じた差をつけている点も、いかにも自らの愛娘姉妹のためのアルバムといった趣きである。

ここでは 江崎昌子ならではの歌心と表現豊かな叙情美によって子供から大人まで楽しめる内容に仕上がっている。

江崎昌子は、前作のブルグミュラーの練習曲もそうであったが、このような練習用の曲に大いなる価値を見出しているようだ。

本盤のライナーノーツには、江崎昌子による各曲の説明が載っているが、大変興味深い内容であり、これらを見ながら聴くと、江崎昌子の本作品への深い愛着や理解がよくわかる。

要するに、江崎昌子は、例えばショパンのマズルカ集などの一流の芸術作品に接するのと同じような真摯な姿勢で、シューマンの子供用の練習曲にも接しているのである。

またフレーズ表現の練習曲としての重要なレパートリーであり、練習用の曲を決して蔑にせずに取り組んでいくその真摯な姿勢は、大いに評価してもいいのではなかろうか。

演奏も、シューマンの愛娘に対する深い愛情が伝わってくるような温かいぬくもりのある名演と評価したい。

SACDによる高音質録音も実に鮮明で素晴らしい。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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