2014年01月06日

ヨッフム&バイエルン放送響のブルックナー:交響曲第9番(1954年盤)


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ヨッフム得意のブルックナー。

ブルックナーの魅力を、当時最も直截的に伝えていたのは、フルトヴェングラーよりもヨッフムだった。

その演奏の魅力は、いまだ色褪せず健在である。

とあるサイトで「ブルックナーにおいては後期ロマン時代の官能的音楽が要求するような余りに大きいアッチェレランドやリタルダンドを私は戒めたいと思う。テンポの絶対的平均性のみがもたらしうる『ゆりうごく輪』をえがきつつ、ブルックナーの上昇は展開するのである。」と言うヨッフムの言葉が紹介されていた。

しかし、彼が1970年代にシュターツカペレ・ドレスデンを率いて完成させた2度目の全集では、テンポを大きく動かし、アッチェレランドやリタルダンドも駆使して、神々しいまでのクライマックスを築き上げる人に変わっていた。

おそらく上記の言葉はヨッフムの若い頃の言葉なのではないだろうか。

なぜなら、1954年に録音されたこのブルックナー演奏では、まさに「テンポの絶対的平均性のみがもたらしうる『ゆりうごく輪』をえがきつつ、ブルックナーの上昇は展開する」からである。

そして、この両者の中間に位置するのが1960年代に手兵のバイエルン放送交響楽団とベルリン・フィルを指揮して完成させた最初の全集と言うことになるのであろうか。

この25年間、にヨッフムにどのような心変わりがあったのか、筆者には解りかねる。

しかし、その心変わりを良しと思わない人にはこの演奏はなかなかに興味深く聴けるのではないだろうか。

どちらにしても、20世紀を代表するブルックナー指揮者の原点を確認するという意味では貴重な音源である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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