2014年01月26日

カントロフ&ルヴィエのサン=サーンス/ラロ/プーランク:ヴァイオリン・ソナタ


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



フランスのエスプリに満ち溢れた詩情ここに極まれりとも言うべき美しい名演だ。

本盤に収められたフランス人の作曲家によるヴァイオリン・ソナタの数々は、いずれも必ずしも有名な作品とは言い難い。

むしろ、初めて鑑賞する聴き手も多いと言えるのではないだろうか。

しかしながら、いずれも美しい旋律に満ち溢れた大変な魅力作である。

言わば、知る人ぞ知る名作揃いであるが、カントロフは、こうした各ヴァイオリン・ソナタの美しい旋律の数々を情感豊かに歌い抜いている。

それでいて、センチメンタルな陳腐さに陥るということはいささかもなく、どこをとっても格調の高さを失うことがないのが素晴らしい。

そして、各フレーズの端々には、冒頭に記述したように、フランス風のエスプリに満ち溢れた瀟洒な情感が満ち満ちており、その何とも言えないセンス満点の美しさには抗し難い魅力がある。

もちろん、カントロフの演奏は、そうした美しい情感を全面に出すのみの演奏ではない。

持ち前の卓越したテクニックも随所において存分に発揮していると言えるところであり、はたまたテンポの振幅を駆使するとともに、アッチェレランドなども施すなど、個性的な解釈にも事欠かないところである。

そして、こうした個性的な解釈こそが、本盤の各楽曲の演奏を冗長なものとするのを避けるのに大きく貢献しているとも言えるところであり、いい意味において、剛柔のバランスのとれた優れた演奏と言うこともできる。

前述のように、本盤の各楽曲については、同曲異演盤が稀少な点もあり、こうした点を踏まえると、本盤に収められた各楽曲の演奏こそは、これら各楽曲の代表的な名演と評価してもいいのではないかと考えられる。

ジャック・ルヴィエによるピアノ演奏も、カントロフによるヴァイオリン演奏を引き立てるという意味において、まさに理想的な名演奏を展開していると評価したい。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 23:14コメント(0)トラックバック(0)サン=サーンス  

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ