2014年01月28日

N響85周年記念シリーズ/ブロムシュテットのマーラー:交響曲第4番、第5番


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2001年4月28日(第4番)、1985年12月5日(第5番)/NHKホールに於けるライヴ録音。

ブロムシュテットのマーラーは世紀末的な情感よりも、古典的なスタイルと構成感に特徴がある。

それが清明な第4番にはうってつけで、精緻な演奏を聴かせてくれている。

第4番は、2001年とごく最近の録音だけに、音の状態も良く、N響の響きも艶やかで、技術的にも高水準だ。

清澄ななかにリリコの魅力を込めた中嶋彰子の歌唱も絶品。

ブロムシュテットのマーラーは、サンフランシスコ響との第2番があって評価が高いが、これも良いと思う。

ヴァイオリンは対向配置にしているようだ。

第5番はさらに15年をさかのぼる1985年の録音で、良くも悪くも当時のN響である。

金管、とりわけトランペットが相当に情けなく、最初の2楽章を聴いている途中で、これでプロを名乗れるのかと心配になってきたが、ブロムシュテットは燃えており、厚みと力感を伴った弦の彫りの深い表現が聴けるし、トランペットも途中から持ち直してくる。

第3楽章のスケルツォはかなり速いテンポ設定で、音楽が良く流れている。

一転、アダージェットは意外にも遅いテンポでじっくり歌う(13分もかけている)。

その流麗な美しさは素晴らしく、ブロムシュテットならではの演奏である。

ロンド・フィナーレも、かなり細部にまで神経が行き届き、N響も良く応えている。

ホルンが好調、木管もまずまず健闘、音楽がよく弾んでいる。

大円団のコーダにいまひとつの高揚感とスケール感が欲しいところだが、贅沢を言えばキリがないところだ。

ブロムシュテットはN響と素晴らしいマーラーの第9番を演奏した記録があるのだが、発売にこぎつけてはくれまいか。

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