2014年02月05日

ブロムシュテット&ゲヴァントハウスのブルックナー:交響曲第6番


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ブルックナーの「第6」といえば、筆者も、これまでは、ヴァント盤やヨッフム盤などの曲のスケールの小ささに応じ、あまり風呂敷を拡げ過ぎない演奏に親しんできた。

しかし、このブロムシュテット盤は、これらの演奏とは一線を画し、風呂敷を拡げるだけ拡げ、「第6」を、後期の3大交響曲のようにスケールの大きい大作と捉えて演奏している。

そしてブルックナー演奏の決め手である、重厚さと透明感を両立させるという難しい課題を、これ以上ない程見事に具現している。

リズムの刻みが全編を支配する作品であり、縦の線が揃っていないと話にならない曲だが、ブロムシュテットは実にきっちりと指揮してくれている。

しかし、それでは杓子定規で堅苦しい演奏かというと決してそうではなく、メリハリやふとした柔らかさが至るところで効いている、人間味に溢れた演奏になっているのだ。

ブロムシュテットは年齢を重ねるたびに若々しさを取り戻しているかのようだ。

それはこの演奏を耳にしても明らかであり、決して大げさな指揮こそしていないが、そこにあるのはブルックナーの美しい造形である。

また、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の懐深い響きにも惚れ惚れとしてしまう。

シャイー時代になってから響きが華奢になったと評されることの多いゲヴァントハウス管だが、やはり指揮者がブロムシュテットだと往年の響きが戻ってくるようだ。

これは、アバド時代になって質が下がったベルリン・フィルを、ヴァントが見事に復活させた例と似ている。

ブロムシュテットらしさ、ゲヴァントハウス管らしさがよく示された1枚と言えよう。

そして、本盤で素晴らしいのは、最近では珍しくなったマルチチャンネル付きのSACDであるということである。

臨場感溢れる超高音質のマルチチャンネル付きのSACDは、本盤の演奏をより魅力的なものとするのに大きく貢献しているのを忘れてはならない。

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