2014年02月11日

セル&ウィーン・フィルのベートーヴェン:「エグモント」序曲/ピアノ協奏曲第3番(ギレリス)/交響曲第5番


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このCDはどうやら世界各地で非常に売れているらしく、オルフェオのCDとしてもかなり売れた方に入ると思う。

輸入盤で買っても安くはないのに、山積みされたCDがどんどん減ってきている。

クラシックCDが売れない売れないと大騒ぎする中で、この売れ方は珍しい。

売れる理由は簡単で、組み合わせも演奏もとても面白いからだ。

まずはカップリングであるが、あのセルがウィーン・フィルを演奏、しかもザルツブルク音楽祭でのライヴで、ピアノ協奏曲第3番はギレリスが独奏している。

これだけでも十分商品価値があるのに、演奏が凄く、ベートーヴェンの交響曲第5番がまさに白熱のライヴなのだ。

もちろん、「エグモント」もピアノ協奏曲第3番も面白いのだが、「第5」があまりにも燃える演奏なので驚いてしまう。

そもそもこの曲は構成が堅固であるし、盛り上がるようにできているので、よほど凡庸な演奏を聴かない限り結構興奮するものだが、セルの演奏は破天荒とも言うべき豪快さだ。

クリーヴランドで緻密な演奏を重ねてヨーロッパに負けないオケを作り上げたセルはひとたびヨーロッパに戻るや普段の鬱憤みたいなものを爆発させてしまったのではないだろうか。

アメリカでの演奏活動ではここまでの燃え方はしないし、ここでのセルは一体どうしたのかと訝ってしまう。

しかし、それはリスナーにとってはいいことだ。

別にパッチワークでできた大人しい演奏を聴きたいなんて考えている人はそうそういないはずだ。

筆者もこの曲を聴いてこんなに興奮してしまったのは久しぶりだった。

余りにも面白くて、度々聴いていたのだが、その度ごとに興奮してしまった。

これほど耳にタコができるくらい聴き慣れた曲を演奏して、かくも熱狂させるセル&ウィーン・フィルは凄まじい。

指揮者が燃えただけではこうはならないはずで、ウィーン・フィルもこの大指揮者の放つオーラに触発されてしまったのだろう。

第4楽章の後半は手に汗握ること間違いなしだ。

なお、オルフェオのCDはモノラルが多いが、これは立派なステレオで、音質はライヴ録音としては最上だろう。

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classicalmusic at 20:57コメント(0)トラックバック(0)ベートーヴェン | セル 

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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