2014年03月25日

ザンデルリンク&ウィーン響のハイドン:交響曲第94番「驚愕」、ブラームス:交響曲第3番


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1998年12月17日(ハイドン)、1997年10月4日(ブラームス)、ウィーン・コンツェルトハウス・大ホールに於けるデジタル・ライヴ録音。

巨匠ザンデルリンクは、2002年に演奏活動から引退する直前までヨーロッパ各地の名門オケに客演を繰り返し、どのオーケストラからも驚異的高水準の演奏を引き出すことで尊敬を集めた。

ほぼ毎年客演したウィーン交響楽団との相性も抜群で、機能的でストレートな反応にザンデルリンクの豪快なドライヴが見事に決まっている。

いずれもザンデルリンクからリリース快諾を得たとのことで、ファンにはうれしいアルバムの登場である。

巨匠お得意のブラームスの交響曲第3番では、どっしり落ち着いた風格にウィーン響の華やかさが加味されて絶妙の味わいがある。

どの楽章も隅々まで心配りが行き届き、渋みのあるロマンはたっぷり濃厚。

最近の小編成オケによる演奏とは土台も次元も違う演奏で、改めてブラームスの魅力を思い知らされる。

ブラームスの交響曲第3番の新たな名演の登場と言えるだろう。

また、カップリングの「驚愕」は、ありそうでなかったディスク初登場レパートリー。

ハイドンを面白く聴かせる第一人者の巨匠ゆえに、堅苦しさや優等生的な融通の利かなさはまるでなく、愉悦と大胆な遊び心に満ちた快演。

お馴染みのメロディーがこれほど格調高く、しかも伸び伸びと歌われた演奏はそうあるものではない。

どこか古風な落ち着いた響きをもったスケール豊かな演奏は、ピリオド楽器による演奏から得られない魅力に満ちている。

ザンデルリンクは既に10年前に引退して、昨年逝去してしまったのだなぁ…、という感慨の深い1枚とも言えよう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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