2014年04月06日

シェルヘン&ウィーン響のマーラー:交響曲第7番「夜の歌」


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確かこれが初登場のライヴ録音。

シェルヘンはユネスコの後援で1954年にスイスのグラヴェサーノに、電子音楽を含む現代音楽の実験工房を開設したことで有名だが、指揮者としても数多い録音を遺しており、マーラーだけでなく、バッハやヘンデル、ベートーヴェンなどその分野は幅広かった。

演奏は葬送行進曲風の荘重な出だしから、鋭いミニアチュール風の彫りの細かさと剛直な力感で展開する。

第1楽章と第5楽章は、明確で力強い演奏を行っており、ウィーン交響楽団の音色は金管楽器や木管ではオーボエを中心に総じて魅力的だ。

第5楽章、マーラーと同じ時代を生きたクレンペラーは、第5楽章を相当遅く演奏する。

なんと約24分! このシェルへン盤は18分、クレンペラーの3/4の時間で演奏する。

クレンペラーは、テンポを遅くした分、巧みに細かい木管楽器/弦楽器の動きを明瞭に浮かび上がらせている。

しかし、これが「アレグロ、普通の弾き方で」なのかは甚だ疑問で、その点ではシェルへンのテンポの方が妥当といえるかもしれない。

第2楽章と第4楽章の2つの「夜の歌」は、オーケストラの特徴がここでもプラスに働き、純朴であり、そしてリリックだ。

第3楽章のスケルツォは、今日のシカゴ交響楽団やベルリン・フィルのような正確無比とはいかないが、ドイツ/オーストリア系の伝統的なオーケストラは、こうした3拍子の音楽で妙技を披露するのだ。

残念なのはオケの響きが薄手なことだが、風格ある演奏だ。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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