2014年04月06日

シェルヘン&ウィーン響のマーラー:交響曲第9番


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1950年6月19日、ウィーン・ムジークフェラインザール大ホールでのライヴ(モノラル)録音。

一度廃盤になったが、今般再登場したディスク。

超個性的な解釈で注目を集める往年の巨匠ヘルマン・シェルヘン。

その個性が最大限に発揮されているのがこのマーラー「第9」。

これはまことに熱烈なマーラー讃歌だ。

弦楽器はウィーン情緒満点のポルタメントを多用してぶんぶん歌うし、テンポの揺れもすごい。

第2楽章のレントラーも性格がはっきりしていて楽しい。

そしてこれがだんだんと狂気を帯びてくるところがすごい。

第3楽章もマーラーの精神の危機を感じさせてくれるし、終楽章アダージョの心の歌は、劣悪な音質を補って余りある。

驚くことに全曲で70分以下という史上最短の超ハイスピードな演奏になっているが、終楽章はこれだけ速いと、死が一刻と近づいてくる絶望的な恐怖心を感じてくる。

楽譜の変更やカット、意表をつく解釈の連続が、かえってマーラーの狂気をきわ立たせる。

所々オケがついていけてないものの、それがシェルヘンのライヴらしさになっているし、カットしまくり唸りまくりのマーラー「第5」の仰天ライヴ録音と比べたら、珍盤というほどでもない。

それどころか、一聴に値する記念碑的なマーラー演奏である。

シェルヘンの同曲録音はこれがスタジオ、ライヴ含め唯一の音源なので、貴重である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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