2014年04月10日

クナッパーツブッシュ/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(バックハウス)&シューマン:交響曲第4番


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バックハウスの演奏そのものの出来から言えば、デッカのステレオ盤を選択するのが妥当だろうが、ここではあえてこのクナッパーツブッシュと共演した1954年のライヴをあげる。

その理由は伴奏が何とも個性的だからだ。

まず、ウィーン・フィルの個々の奏者がこの指揮者の悠然たる棒に乗って嬉々として演奏しており、その結果として著しく甘美な味わいをまき散らしているのだ。

独奏の方はあくまでも淡々としているのだが、逆に伴奏はどうころがるのかわからない危うさを秘めており、この不可思議な対比が面白い。

音質はまずまずではあるが……。

ところで、最近の情報だとこの時の映像が残されているという(しかも、部分ではなく全曲らしい)。

どのレーベルでもいいから1日も早くDVD化して欲しい。

シューマンの「第4」は、1956年、シュターツカペレ・ドレスデンとのライヴであるが、クナッパーツブッシュの圧倒的なパワーが直截に発揮されたという意味では、有名なウィーン・フィル盤より一層クナッパーツブッシュらしい演奏と言うことができる。

クナッパーツブッシュは、最初の一撃からシューマンの悩みを粉砕せずにはおれない。

悩みを愉しむ、という陰が一切なく、常に健康的で逞しい。

ティンパニの強打や金管の咆哮など、ウィーンの典雅さに包まれていない分、物凄い迫力である。

第3楽章の推進力も、まだ若々しいパワーを有していた1950年代のクナッパーツブッシュならではだ。

筆者としては、このクナッパーツブッシュの演奏ような人間的大きさで、作品の憂鬱を吹き飛ばすという対処で、病気を愛する病人による演奏に関わらないようにしたい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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