2014年04月17日

ミュンヒンガー&シュトゥットガルト室内管のバッハ:管弦楽組曲第2番&第3番/ブランデンブルク協奏曲第2番&第6番


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



ミュンヒンガーのバッハ演奏はドイツ的でがっしりと構築されており、色調が渋く、古典的な香りを湛えているのが大きな特色である。

この演奏もそうで、ドイツ音楽の伝統をふまえ、バッハの音楽の本質を真摯に追求するミュンヒンガーならではの演奏と言えるだろう。

管弦楽組曲第2、3番は骨格のしっかりとした表現に貫かれ、ブランデンブルク協奏曲第2、6番も素晴らしい出来栄えだ。

いずれも古典的な美しさを十全に追求した名演奏で、驚くべき鮮明な音色と、一糸乱れぬアンサンブルで一貫している。

遅めのテンポで細部に至るまで入念に練り上げ、極めて精緻に仕上げた典雅で格調高い表現には強く心を打たれる。

ミュンヒンガーの客観的なアプローチとシュトゥットガルト室内管弦楽団の華やかな響きは、古典と現代の結合を目指しているようだ。

その意味で、同じドイツのオケでもカラヤン&ベルリン・フィルの演奏とミュンヒンガー&シュトゥットガルト室内管の演奏で聴き比べたら、かなり違うことに驚く。

教会音楽と同じイメージで慈悲深さのようなものを求めるなら、ミュンヒンガーのこのアプローチによる演奏は、ちょっと違う。

もっと、器楽合奏の楽しみ、躍動美、そんな雰囲気をミュンヒンガーの演奏からは感じられるのだ。
 
特に管弦楽組曲第2番では、ミュンヒンガーは第1ヴァイオリンとフルートを重ねて書いてある部分を、協奏曲仕立てでフルートを際立たせたり合奏で盛り上げたりと工夫しているようで、それをバックにしたジャン=ピエール・ランパルの名人芸を十分に堪能できる。

初めて聴く人は、淡白過ぎて拍子抜けするかも知れないが、そこに溢れ出る器楽合奏の躍動は、何度も聴くうちに楽しみと快感に変わってくる。

まさにバッハの音楽がミュンヒンガーの血となり肉となっている感じがする。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 00:41コメント(0)トラックバック(0)バッハ | ランパル 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ