2014年04月25日

カラヤン&ベルリン・フィルのチャイコフスキー:初期交響曲集


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カラヤンは、クラシック音楽史上最大のレコーディングアーティストとして、様々な作曲家による交響曲全集の録音を数多く行った。

その大半は独墺系の作曲家によるものに限られているが、唯一そうでないものが存在する。

それがチャイコフスキーの交響曲全集であり、本盤にはそのうち初期の第1〜3番が収められている。

チャイコフスキーの交響曲は、独墺系の錚々たる大指揮者が好んで演奏を行ってきてはいるが、それは後期3大交響曲(第4〜6番)に限られている。

したがって、初期の第1〜第3番を含めた全集を録音したのは、独墺系の指揮者の中では現在においてもカラヤンが唯一の指揮者ということになる。

このうち、第1〜3番については、カラヤンも実演では一度も採り上げたことがないことから、本盤に収められたこれらの演奏は、カラヤンが全集を完成させることを目的に録音した唯一の演奏ということになる。

第3番についての演奏評価についてはレビューを既に投稿しているので、個別の交響曲毎の演奏評価については省略するが、いずれにしても、本盤に収められた演奏は、カラヤン&ベルリン・フィルの黄金時代の演奏の凄さを満喫させてくれる素晴らしい名演と高く評価したい。

各交響曲の演奏は、いずれも1979年というカラヤン&ベルリン・フィルの黄金コンビの全盛時代のもの。

一糸乱れぬ鉄壁のアンサンブルを誇る弦楽合奏、金管楽器のブリリアントで強靭な響き、桁外れのテクニックを誇る木管楽器の極上の美しい響き、そしてフォーグラーによる雷鳴のように轟くティンパニなどが一体となった超絶的な技量を披露するベルリン・フィルの名演奏に、カラヤンは流麗なレガートを施すことによって、究極の美を誇るいわゆるカラヤンサウンドを形成。

まさに、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマの構築を行っていたところである。

本盤に収められた演奏は、いずれもかかるカラヤンサウンド満載の圧倒的な音のドラマが健在であり、これはこの黄金コンビが成し遂げた究極の名演奏と言っても過言ではあるまい。

併録のスラヴ行進曲やイタリア奇想曲も、いかにもチャイコフスキーを得意としたカラヤンならではの素晴らしい名演だ。

録音は、交響曲についてはデジタル録音に移行する直前のいわばアナログ録音の完成期のものであるだけに、従来盤でも十分に満足できる音質である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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