2014年05月04日

ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルのチャイコフスキー:交響曲第4番(ザンデルリンク)、第5番、第6番「悲愴」


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



1956年、レニングラード・フィル第1回ヨーロッパ公演の際にウィーンで行われたレコーディング。

「第5」と「悲愴」のムラヴィンスキーが特に強烈で、有名なステレオ再録音盤を凌ぐほどの力感と緊張感は見事と言う他なく、オーケストラの卓越した合奏能力が、透明度高くソリッドな音響をつくりあげる様は、このコンビの全盛期の姿を見せつけてまさに圧巻。

ザンデルリンクが指揮する「第4」もディスク大賞受賞の名盤で、深く濃厚な情感表出、雄渾なダイナミズムに魅せられる。

3曲とももうこれ以上何と評価していいのか分からないくらい文句なしに素晴らしい。

ムラヴィンスキーの2曲は、1960年盤よりもさらに精密度が高く、ピンとはりつめた緊張感も堪らない。

録音から若さあふれるムラヴィンスキー、ザンデルリンクの演奏が響き渡っていて、感激を覚える。

若々しいムラヴィンスキーの「第5」「悲愴」もさることながら、瞠目すべきはザンデルリンクの「第4」で、最高の名演の一言。

モノラル録音だが、演奏からいかにもレニングラード・フィルのパワーにただただ圧倒される。

指揮者のドイツ的な骨太なロマンのうねりと野性的なオケの響きの融合が興味深く、後年の演奏よりも遥かに集中力に富み素晴らしい。

ムラヴィンスキーの「第5」「悲愴」も凄まじい。

両曲ともにフィナーレに近づくごとに、「第5」では歓喜に、「悲愴」では戦慄に吸い込まれるといった感じがする。

特に「悲愴」は、聴いていて胸が締め付けられるような感じがして、ムラヴィンスキーのこの作品への強い思い入れを印象づける。

筆者にとって、後の有名なステレオ再録音盤とともにまさに外せない名演集であると同時に、当盤を無視してこられたファンの人にも強力に薦めたい録音だ。

モノラル録音だが、音質は良好で、何より演奏が素晴らしい。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 21:05コメント(0)トラックバック(0)ムラヴィンスキー | ザンデルリンク 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ