2022年10月04日

カラヤンの遺産⚱️ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス[DVD]👍生涯をかけてベートーヴェンに取り組んだカラヤンにとって特別な作品🧬レッラ・クベルリの参加に注目👀


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ヘルベルト・フォン・カラヤン生誕100周年特別企画として、同時発売のベートーヴェン・コレクションBOXからの分売。

以前LDで発売が予告されながら未発売となっていた、テレモンディアル原盤の秘蔵映像を初商品化。

映像としては1979年のザルツブルク・イースター音楽祭でのライヴから6年後の2度目の収録となる。

その生涯をかけてベートーヴェンに取り組んだカラヤンにとって、『ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ)』はとりわけ特別な作品ともいえ、ウィーン楽友協会合唱団をベルリンに呼び寄せ、カラヤンに指名された4人のソリストが世界各地から駆けつけ演奏に参加。

最円熟期のカラヤン&ベルリン・フィルとの至芸が刻印された、圧倒的な演奏である。

この『ミサ・ソレムニス』は、DGへのレコーディングと並行して収録がおこなわれた映像作品。

1979年の映像がライヴ収録というカラヤンとしては比較的珍しいケースだったこともあり、独自の映像表現も含めてより高い完成度を目指したであろうこの映像には、やはりおおいに注目したい。

ソリストではレッラ・クベルリの参加に注目。

ロッシーニやドニゼッティなど主にベルカント・オペラで活躍したこの美声ソプラノはカラヤン晩年のお気に入りだった。

彼女をヒロインとした『ランメルモールのルチア』や『椿姫』の上演とレコーディングを計画していたとも伝えられていた。

しかしながら1989年にカラヤンが亡くなってしまい、共演作品も結局ごく僅かしか残されなかった。

その意味でも貴重な映像と言えそうである。

カラヤンの映像、この『ミサ・ソレムニス』では作為的な面も少なく、映像ソフトとしてオーソドックスに仕上がっており、楽しめる。

当時のベルリン・フィルのレベル、今ではこれを超えるオケはいくらでもあるものの、やはりカラヤン時代のベルリン・フィルの威力を見せつけられた。

ドイツの作品を徹底的重厚に徹しており、これはなかなか素晴らしい出来映えだ。

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classicalmusic at 14:16コメント(0)ベートーヴェン | カラヤン 

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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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