2014年05月10日

ムーティ&ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート(1993年ライヴ)


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ニューイヤー・コンサートの常連、ムーティが初登場した1993年の記念すべきデビューの華麗なライヴ演奏である。

ムーティによる初のニューイヤー・コンサートとのことであるが、まずはどの曲も若々しく瑞々しくエネルギッシュでフレッシュな演奏である。

演奏の隅々に至るまで生命力に満ち溢れていて聴いていてとても愉快な気持ちになる。

また、選曲の大胆さにも驚かされる。

大半が、あまり知られていない曲であり、そうした選曲を行った点にムーティの確固たる自信が窺える。

そうした確固たる自信の下、ムーティは各楽曲ともに濃厚な表情付けを行っているが、それが決していやではない。

これは、ムーティが、イタリアオペラを得意とするだけに、決してウィーン風とは言えないのかもしれないが、旋律を歌い抜くという点では一流と言うことなのではないだろうか。

例えば、ポピュラーな「美しき青きドナウ」の中間部など、テンポを著しく遅く演奏するが、全く違和感を感じさせないのは、ムーティのウィンナ・ワルツへのアプローチが、決して的を外れたものではないということの証左であると考えられる。

ムーティもリラックスして、ウィーン・フィルに多くをゆだね、ワルツの優雅さとポルカの快活さをうまく表現している。

ムーティというとオケにムチ打って驀進する印象が強いが、相手がウィーン・フィルのせいか驚くほどしなやかな美しさを出している。

中でも印象に残ったのが「エジプト行進曲」で、スエズ運河開通記念に作曲されたこの作品はオリエントな雰囲気漂う印象的な旋律が聴きもの。

ウィーン・フィルのメンバーが大きな声で旋律を歌うところもあってとても素晴らしい。

SHM−CD化によって、音質は鮮明さや重量感が著しく増したと言える。

このニューイヤー・コンサートのライヴ盤も、指揮者による違いが楽しめるくらいにかなりの種類が出てきた。

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classicalmusic at 23:12コメント(0)トラックバック(0)シュトラウス | ムーティ 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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