2014年05月25日

ワルター&NBC響のモーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」/ブラームス:交響曲第1番


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1940年2月17日(モーツァルト)、1939年3月18日(ブラームス) ニューヨーク、NBCスタジオ8Hでのライヴ(モノラル)録音。

「ハフナー」は19世紀の流れを受け継ぐコンサート・スタイルの大演奏として、完璧無類の名演だ。

こうしたアプローチにバーンスタインは影響を受けたが、ワルターの場合、どれほど表情たっぷりに演奏しても、緻密なアンサンブルや上質な響きを失っておらず、しかも、さらに豊麗に歌い抜いている。

その好例が緩徐楽章で、スコアの弱音指定を無視してでもカンタービレをほとばしらせ、聴く者を魅惑する。

こんなロマンティックなモーツァルトは他に類例を見ないが、それでいて少しも外面的に陥っていないのである。

両端楽章の生命力も抜群で、その中に自由自在な変化があり、まさに名人芸の棒さばきと言えよう。

ブラームスの第1番は、ワルター唯一のライヴ録音。

ワルターは早くから優れたブラームスの演奏を聴かせてくれた。

戦前のウィーン・フィルとの交響曲第1番、戦後のニューヨーク・フィルとの《ドイツ・レクイエム》などは忘れがたい。

ワルターはブラームスの交響曲第1番を3度スタジオ録音したが、ここではNBC交響楽団とのライヴ録音を聴きたい。

この頃の彼の解釈は、後のスタジオ録音より気力が充実しているために、ブラームスの充実した音楽がいっそうの輝きを放っているし、トスカニーニのオーケストラ、NBC響の強靭な音も演奏を引き締めているからである。

そして、ワルターは作品の構成感ばかりでなく、音楽の底を流れる抒情性を汲み上げて、演奏の雰囲気を豊かにしている。

原盤はアセテート盤で、多少聴き苦しい部分もあるが、壮年期のワルターの荒れ狂った迫力は想像以上である。

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classicalmusic at 00:56コメント(0)トラックバック(0)ワルター  

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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