2014年05月25日

ワルター: 希少ライブ集(モーツァルト:レクイエム、マーラー:交響曲第4番)


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生誕200年を記念したモーツァルト・イヤーの1956年。

3月のニューヨークでは、モーツァルトの十字軍であるブルーノ・ワルターによる一連のコンサート並びにオペラ上演(伝説の「魔笛」もこの月の演奏)が開催された。

中でもソニー録音セッションと並行して行われた「モツ・レク」ライヴは、幻の演奏で今回が初出となる。

音質も年代としては良好であり、冒頭の「入祭唱」などは哀愁漂うしみじみした味わいだが、演奏が進むにつれて、合唱の厚みあるハーモニーを得てうねりを増して行き、「怒りの日」に至っては熱くなるワルターらしい激しさで、表現行為、演奏行為としての『レクイエム』であることが分かる。

歌手陣もソニー盤と同様であり、共に演奏を繰り返した演奏家同士による自然な流れを感じさせてくれる。

マーラーの第4交響曲は、ワルターが偏愛した名曲であり、多くの録音が知られている。

ワルターは1950年の8月、9月、10月と欧州を単身廻り、8月末にはウィーン・フィルとザルツブルク音楽祭で当曲を演奏、9月末にはベルリン・フィルと戦後稀少な共演を果たす。

当演奏は、1950年9月4日、珍しくフランクフルト博物館管弦楽団(フランクフルト歌劇場のオーケストラがコンサートに出演する際の呼び名)に客演したコンサートである。

音質が驚異的に鮮明であることが推薦に値するところで、きらめくような弦楽器の輝かしさには感嘆の一言だ。

晩年に見せた止まるような遅いテンポによるロマン的表現は、ここにはなく、自在な変化をつけて結構ドラマティックな盛り上がりを作っている。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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