2014年06月03日

C・クライバー&ウィーン響のマーラー:交響曲「大地の歌」/モーツァルト:交響曲第33番


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マーラーは基本的にクライバーのレパートリー外の作曲家であるし、この「大地の歌」をクライバーが振った経緯なども、これまでよく知られていなかったところであり、少なくともクライバーの方から進んで提案した曲目ではなかったらしい。

しかしクライバーは「大地の歌」の提案を承諾し、この曲を探究するために「ある指揮者」に直接教えを乞いに行った。

その指揮者はだれよりも「大地の歌」に通じていて、ベルリン時代まで遡ってカルロスの父の同僚でライヴァルのオットー・クレンペラーだった。

カルロスはチューリヒのクレンペラーを訪れ、「大地の歌」の楽譜をもとに検討することを求め、そして数時間ともに勉強した。

実に興味深い話であり、あのクライバーの「大地の歌」に、まさかクレンペラーの影響が紛れ込んでいるとは思いもしなかった。

演奏は、ありていに言ってしまえば、クライバー色に染まった「大地の歌」である。

その特徴は、まずテンポが速い。

第1楽章ではワルターのものと単純にタイムで比較すると1分も違うところからその速さが想像できるかもしれない。

特にせかせかした印象は無いのだが、例によってフレーズを過剰に動かすので生命力が感じられる仕上がりとなっている。

おそらく、その副作用で速くなってしまっているのだろう。

ルードヴィヒの歌唱は透明度が高いもので美しいと思う。

クメントはズートハウスに近い声質の持ち主で、表情付けに関してはうまいなと思った。

あまり親しみのない時期のライヴ録音であるのだが、戦前の録音と言われても納得してしまうレベルの音質である。

ヒスノイズは無いが、こもった音質で、全般にわたって像がぼやけた印象がぬぐえない。

客席録音の可能性が高いベルリン・ライヴの方が音質が良い。

しかしながら、歴史的音源の音質に慣れた方なら問題なく視聴できるレベルである。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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