2014年06月04日

クライバー父子のボロディン:交響曲第2番


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元々非常にレパートリーの狭かったカルロス・クライバーであるが、なぜあえてこの曲を選んだのか。

それは、この曲を気に入っており、すでにキューバとニューヨークで、父親の指揮による演奏を聴いていたからである。

クライバーによる交響曲の演奏は、1972年12月12日、ヴィラ・ベルクにあるシュトゥットガルト放送(SDR)の放送用スタジオで、聴衆を入れずに行われた。

ドイツでは、この交響曲は中心的なレパートリーにあったとは言い難く、そのため残念ながら、この素晴らしいクライバーの録音も、どちらかといえばあまり注目を集めるには至らなかったと言わざるを得ない。

シュトゥットガルトのレーベル、メディアフォンがこの録音を(あまり良い編集とは言えないまでも)初めて商品化するまでは、いくつかの海賊盤に頼らざるを得ない状況が長く続いた。

2004年、南西放送(SWR)とヘンスラー社が共同で発表した新しい盤は、1947年ニューヨークの父親の演奏と、この1972年シュトゥットガルトの息子の演奏を収録した素晴らしいものだった。

ここでのカルロスの演奏に関しては、なにしろ有名な演奏だし、筆者などが今さら何か言うこともないのだが、このヘンスラー盤でエーリッヒ指揮の方のボロディンを初めて聴いた時、それがカルロスのボロディンに随分と似ていることに軽く驚いた覚えがある。

もちろん、これは正確には「カルロスのボロディンがエーリッヒのそれに似ている」と言うべきであろうが。

いずれにしても、このヘンスラー盤というのは、カルロスのエネルギッシュなボロディン演奏のコンセプトが、父エーリッヒのそれに由来していることが、おそらく誰の耳にも明白に判るようなCDだったのであり、特にテンポ感が父エーリッヒにそっくりであることが明白に聴き取れる。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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