2014年06月06日

「シンフォニー・オヴ・ジ・エア、トスカニーニ追悼演奏会(全曲)」


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本CDのメインは、1957年2月3日、カーネギー・ホールで行われたトスカニーニ追悼コンサートのライヴ録音。

トスカニーニの手兵NBC交響楽団はトスカニーニ引退後にシンフォニー・オブ・ジ・エアと改組し、指揮者を置かずに独自の活動を暫くは続けた。

ワルターの「エロイカ」のみ知られていたトスカニーニ追悼演奏会だが、何とミュンシュ、モントゥーもシンフォニー・オブ・ジ・エアの指揮台に立っていたのである。

いずれもトスカニーニが得意とした曲であり、この3巨匠はNBC響ともお馴染みだっただけにいずれも見事な演奏である。

ブルーノ・ワルターの指揮によるベートーヴェンの交響曲第3番「エロイカ」、シャルル・ミュンシュよるドビュッシーの「海」、ピエール・モントゥーによるエルガーの「エニグマ変奏曲」、オーケストラは「トスカニーニのオーケストラ」NBC交響楽団のメンバーが中心となった、シンフォニー・オブ・ジ・エア。

最初のブルーノ・ワルターの「エロイカ」は、既に過去のレビューでも紹介したとおり良く知られた名演。

緊迫感のある、激しい演奏で、最後まで一気に惹き付けるが、素晴らしいカンタービレを聴かせる第2楽章がとりわけ見事。

オーケストラがやはり素晴らしく、圧倒的な技巧の冴えと、サウンドの美しさは、溜息が出るほどだ。

ミュンシュの「海」とモントゥーの「エニグマ変奏曲」も、両者の十八番であって、当然素晴らしい演奏。

録音は時代相応であるが、演奏のすばらしさを堪能する程度には修復が入っており、十分楽しめる。

因みに、本CDは2枚組、ボーナストラックにはトスカニーニ引退後解散されたNBC交響楽団のメンバーが、解雇に抗議して自主団体としてシンフォニー・オブ・ジ・エアを立ち上げた際、リリースしたレコード録音の抜粋。

こちらはステレオ録音で、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲、ベルリオーズの「ローマの謝肉祭」、ワーグナーの「マイスタージンガー前奏曲」。

トスカニーニに敬意を払って、指揮者なしで演奏されたもの(コンサート・マスターのダニエル・ギレーが合図を送ったとの由)。

こちらは、やはり演奏としては取り立てて言うべき程のものがないが、見事なサウンドでオーケストラの優秀さは十分堪能できる。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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