2014年06月27日

ミケランジェリ・ライヴ・イン・東京 1973 [SACD]


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1973年10月29日 東京文化会館でのライヴ録音。

ミケランジェリといえば大変なキャンセル魔であったが、このライヴ録音も当初予定していたリサイタルをキャンセルされ、かろうじて録音が許されたのがこの日のリサイタル。

現状日本における唯一のオリジナルテープが現存するリサイタル録音がこれ。

ミケランジェリは、周知のとおりその完璧主義的性格からほんの少しでも自分が納得いかないときは、前述のように、直前にコンサートをキャンセルすることが珍しくなく、逆にそれが評判を呼ぶという形で名声を博した。

また、ミケランジェリは録音嫌いで知られ、彼の演奏を録音したCD(ライヴ録音を除く)は多くない。

そういった意味でもこの1973年のライヴ録音は貴重であり、それが高音質で聴けることはありがたい。

ミケランジェリの演奏会のライヴ録音は数多くあれど、録音状態がよくないことが多い。

しかし、このライヴ録音は文句なしに良く、さらに非圧縮SACDシングルレイヤーにより一層透明度が増し素晴らしい音質になった。

また、この演奏会では、後半にラヴェルの「高雅で感傷的なワルツ」、「夜のガスパール」が入っているが、ミケランジェリの響きが高音質で味わえるのが最高である。

「夜のガスパール」はいくつかライヴ録音があるが、これが最良の出来だと思う。

音質もさながら特に「スカルボ」は、不気味な響きと、躍動感あふれるリズム感が絶妙なバランスで調和されている。

もちろん、前半のシューマンとショパンもミケランジェリらしく素晴らしい出来映えだ。

ミケランジェリが、ピアノが持っている極限の美音を再現するのに命がけであったことが良くわかる貴重なSACDである。

ミケランジェリファンならずとも少しでも彼の他の演奏を聴いたことのある人ならぜひとも買っておきたい一品である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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