2014年07月08日

名ピアニストによるヨハン・シュトラウスのピアノ編曲集


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ヨハン・シュトラウスのワルツによる編曲作品の名演を集めた1枚。

編曲作品を、精巧な模型作品とみるか、独立した作品とみるかは難しいところだが、個人的には当盤のような演奏内容は非常に楽しめる。

このCDでは、グリュンフェルト、ドホナーニ、ローゼンタール等、編曲者自身の演奏で聴くことができる。

さらにタウジッヒ編の『人生ただ一度』はラフマニノフ、ゴドフスキー編の『こうもり』はモイセヴィッチの演奏。

有名なレヴィーンの「美しく青きドナウによるコンサートアラベスク」(シュルツ=エヴラー編)やサパートンの「芸術家の生涯による交響的変容」(ゴドフスキー編)、モイセイヴィッチの「こうもりの主題による交響的変容」(ゴドフスキー編)など、ピアノ好きならば一度は聴いておきたい素晴らしい演奏の数々が収録されている。

ドホナーニとグルンフェルトに関しては、編曲者自身の自演が収録されており、これは貴重だろう(どちらも上手い)。

ラフマニノフとボレットのタウジッヒ編ももちろん素晴らしいが、圧巻は何と言ってもローゼンタールの「幻想曲」であろう。

『美しく青きドナウ』の有名な旋律に絡み合う急速な重音の連続、後半ではそれに『こうもり』が左手に加わってきて、ローゼンタールの面目躍如と言ったところだ。

少し残念な事ではあるが、いくつかの曲で部分的にカットされている演奏もある。

しかし全体的に見ればそれを補って余りある選曲とヴィルトゥオジティに満ち溢れた演奏だ。

ヨハン・シュトラウスのファンにも、「古き良き時代」のファンにも、また超絶技巧マニアにも、十分に楽しんでもらえる内容となっている。

ボレット以外は20世紀前半の録音であるため、ヒストリカルな録音を聴き慣れていないと初めはノイズが気になるかもしれない。

しかし聴き進めるうちに、その華麗なテクニック、ウィンナ・ワルツのリズムに魅せられ、思わず時を忘れて演奏に聴き入ってしまうこと間違いなしと言い切ってもいいような内容である。

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classicalmusic at 20:56コメント(0)トラックバック(0)シュトラウス  

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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