2014年07月29日

カラヤン&ベルリン・フィルのチャイコフスキー:3大バレエ組曲


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本盤にはチャイコフスキーの3大バレエ音楽からの有名曲の抜粋が収められているが、いずれも素晴らしい超名演であると高く評価したい。

カラヤンは、チャイコフスキーを得意中の得意としており、3大バレエ音楽からの抜粋についても、フィルハーモニア管弦楽団との演奏(1952、1959年)、ウィーン・フィルとの演奏(1961、1965年)、そして本盤に収められたベルリン・フィルとの演奏(1966、1971年)と3度にわたってスタジオ録音を行っている。

また、組曲「くるみ割り人形」については、幻想序曲「ロミオとジュリエット」との組み合わせで1982年にも録音を行っている。

いずれ劣らぬ名演であるが、この中で最もカラヤンの個性が発揮された名演は、本盤に収められたベルリン・フィルとの演奏であると考えられる。

本演奏の録音当時は、まさにカラヤン&ベルリン・フィルという稀代の黄金コンビの全盛時代であった。

分厚い弦楽合奏、ブリリアントなブラスセクションの響き、桁外れのテクニックをベースに美音を振り撒く木管楽器群、そして雷鳴のように轟きわたるティンパニなどが、鉄壁のアンサンブルの下に融合し、およそ信じ難いような超絶的な名演奏の数々を繰り広げていた。

カラヤンは、このようなベルリン・フィルをしっかりと統率するとともに、流麗なレガートを施すことによっていわゆるカラヤンサウンドを醸成し、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマを構築していた。

本演奏においても圧倒的な音のドラマは健在であり、その演奏はまさに豪華絢爛にして豪奢。おそらくは、これらの楽曲の演奏史上でも最も重厚にして華麗な演奏と言っても過言ではあるまい。

楽曲がチャイコフスキーの3大バレエ音楽だけに、カラヤンによるこのようなアプローチは見事に功を奏しており、筆者としては、本演奏こそが、これらの楽曲(組曲等の抜粋の形での演奏)の演奏史上最高峰の玉座に君臨する至高の超名演と高く評価したいと考える。

録音は、従来盤でも十分に満足できる音質であると言えるが、カラヤンによる至高の超名演でもあり、今後はSHM−CD化、そして可能であればシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど更なる高音質化を大いに望んでおきたい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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