2014年09月25日

ムーティ&フィラデルフィア管のレスピーギ:ローマ三部作


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レスピーギのローマ三部作は、様々な指揮者によって数多くの名演が成し遂げられてきている人気作であるが、現在においてもなお、トスカニーニ&NBC交響楽団による超名演を凌駕する演奏はあらわれていないと言えるのではないだろうか。

1949〜1953年にかけてのモノラル録音という音質面でのハンディもあるのだが、数年前にXRCD化されたことによって、ますます決定盤としての地位を不動のものとしつつある。

したがって、他の指揮者は、必然的にナンバー2の地位を争うということにならざるを得ないが、このナンバー2の地位にある演奏こそは、本盤に収められたムーティによる名演であると考える。

ローマ三部作は、レスピーギならではの光彩陸離たる華麗なオーケストレーションを誇るとともに、祖国イタリアの首都であるローマへの深い愛着と郷愁に満ち溢れた名作である。

したがって、イタリア人指揮者にとっては特にかけがえのない作品とも言えるところであるが、必ずしもすべての指揮者が同曲を演奏しているわけではない。

ジュリーニ、アバド、シャイーなどと言った大指揮者が同曲を全く演奏していないのは実に意外な気がするところだ。

これに対して、ムーティ、シノーポリ、そして若手のパッパーノなどが同曲を演奏しており、いずれも名演の名に値すると言えるが、やはり一日の長があるのは年功から言ってもムーティと言うことになる。

ムーティは、手兵フィラデルフィア管弦楽団を巧みにドライブして、実に華麗で躍動感溢れる演奏を展開している。

トゥッティに向けて畳み掛けていくようなアグレッシブな力強さは圧倒的な迫力を誇っていると言えるし、抒情的な箇所における情感の豊かさは、レスピーギのローマに対する深い愛着の念を表現し得て妙だ。

また、フィラデルフィア管弦楽団による好パフォーマンスも本名演に大きく貢献していることを忘れてはならないだろう。

フィラデルフィア管弦楽団は、かつてオーマンディとローマ三部作の名演を成し遂げている(1975年)が、本演奏でもその卓越した技量と色彩感豊かな音色は健在である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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