2014年12月12日

ハーディングのオルフ:カルミナ・ブラーナ


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ドイツ・カンマー・フィル音楽監督、マーラー室内管音楽監督、ロンドン交響楽団首席客演指揮者などを歴任している、ダニエル・ハーディング指揮による、人気ソプラノのプティボン、ベテラン・テノールのイェルザレム、活躍目覚しいバリトンのゲアハーヘルという第一級のソリストを迎えてバイエルン放送響を振った人気曲「カルミナ・ブラーナ」を収録したアルバム。

次代を担う若手指揮者のホープ、ハーディングによるDGへの2枚目のレコーディングアルバムであるが、そうした期待を裏切らない名演だ。

「カルミナ・ブラーナ」は、最近ではすっかりポピュラーな名曲になった。

かつては、初演者のヨッフムやケーゲルなど、独墺系の指揮者が演奏するローカルな作品との位置づけだっただけに、近年の傾向は隔世の感がある。

しかしながら、近年の演奏がすべて名演かと言うと、必ずしもそうとは言い切れない面がある。

プレヴィン&ウィーン・フィル(特にSACD盤が最高!)などの名演との評価に相応しいものも散見されるが、特に、録音の面で、いささか不満が残るものが多々あったと言わざるを得ない。

大編成の合唱を伴うだけに、なかなかバランスのとれた録音が難しいのかもしれないが、本盤は、まずはその録音が素晴らしい。

ライヴ録音という大変難しい状況であるにもかかわらず、オーケストラも、合唱も、非常に鮮明な音質でとらえられており、その点だけでも、相当なアドバンテージだ。

それに加えて、ハーディングの指揮の見事さ。

ハーディングのアプローチは奇を衒うということはいささかもなく、あくまでもオーソドックスなものであるが、比較的ゆったりとしたテンポをとることにより、全体をスケール雄大に纏め上げている点が素晴らしい。

こうした巨匠風の演奏をする点を見ても、ハーディングの将来性を大いに感じる。

合唱やゲアハーヘルをはじめとする独唱陣も完璧であり、指揮者、オーケストラ、合唱を含む歌手陣、録音の4拍子揃った稀有の名盤として、過去の同曲の名盤の中でもトップの座を争うものと高く評価したい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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