2015年01月31日

カラヤン&ベルリン・フィルのブラームス:ハンガリー舞曲集/ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集、他


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ブラームスが4手のピアノ連弾用として作曲し、ドヴォルザークや自らのオーケストラ編曲版によってより広く親しまれるようになったハンガリー舞曲集。

またこの作品に触発されてドヴォルザークがやはり連弾用として作曲し、後に管弦楽用に編曲したスラヴ舞曲集。

カラヤンの指揮はずば抜けて巧く、ベルリン・フィルを見事にドライヴした熱気溢れる演奏を繰り広げている。

カラヤンは、本盤においても、これ以上の言葉が思い浮かばないほどの演出巧者ぶりを発揮し、各曲の聴かせどころをつかんで、これ以上は求められないほどの巧みな名演奏を繰り広げている。

いずれもカラヤン&ベルリン・フィルにとって重要なレパートリーだが大空間を感じさせる演奏なので素朴というよりゴージャス。

オーケストラの高い技量を生かしきったダイナミクスの変化やデリケートなリズムの処理など、究極の管弦楽演奏と言うべきであろう。

本盤は、カラヤン&ベルリン・フィルのドイツグラモフォンへの参入初期の録音であるが、発売当初からベストセラーを記録したのもよくわかる。

また、ハンガリー舞曲集もスラヴ舞曲集も、曲の順番ではなく、曲想を踏まえ再配置し、独自の曲順に並びかえられている点においても、カラヤンのこれらの曲への深いこだわりが感じられる。

それに、ベルリン・フィルにまだフルトヴェングラー時代の残滓ともとれる何とも言えない野性的な味が残っていて、これらの曲集をいっそう引き立てている。

カラヤンは同じ曲を何度も繰り返し録音することで有名であるが、これらの曲集は再録音しておらず、カラヤンとしても完全満足の成果であったということが言えるだろう。

全集としては、他にも優れた名演が目白押しであるが、選集ということになると今なおカラヤン壮年期のこの録音を超える演奏は他になく、本盤を随一の名演と評価することに躊躇しない。

スケルツォ・カプリチオーソも、ベルリン・フィルのホルンセクションの巧さを生かした珠玉の名演に仕上がっている。

カラヤンとベルリン・フィルがいい緊張関係にあった時代の聴くべき価値のある演奏だと言えよう。

ルビジウム・クロック・カッティングによる更なる高音質化も成功している。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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